小笠原マルベリー

完全に陸化したコンクリート船(硫黄島西海岸)


 

 

概要

 

小笠原の硫黄島西海岸には、

かつてコンクリート船を沈めた場所がある。

(船の詳細は不明)

コンクリート船 – Wikipedia

 

これは、戦後、

米軍が港湾整備のため沈めたとされている。

 

しかし、

このあたりはかなり顕著に隆起が進む。

 

戦前は島だった近くの釜岩が

完全に陸続きとなっている。

 

そのため、現在(2023年)では、

コンクリート船もすっかり陸化してしまっている。

 

ほぼ全部が浜辺に横たわる。

 

硫黄島は

戦後もかなり隆起を続けている。

今後もまだ続くのであろう。

 

現在では

父島より大きな島となっている。

 

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

船体の上から前方部

 

船体側面

 

 

船体後方

 

同上 近景

舳先

 

舳先側面

 

浜にうちあがる船

 

同上 

 

前方の山は摺鉢山

 

同上

 

 

 

 

 

 

見るには

 

一般観光で行くすべはない。

 

墓参や遺骨収集事業に参加する機会があれば、

島内視察で見ることが可能である。

 

硫黄島には

海上自衛隊、航空自衛隊が常駐している。

 

そのため、

内地の基地からは定期的に輸送機が飛んでいる。

片道2時間以上かかる。

 

小笠原島民の場合、

父島からヘリで硫黄島に渡る場合もある。

 

いずれにせよ、前述の通り、

一般観光などでは行くことはできない。

 

硫黄島・南鳥島

 

 

 

 

 

 

参考:軍艦防波堤

 

 

北九州市若松区軍艦防波堤(’22年再訪)

 

 

福島県いわき市小名浜港沈船防波堤(’22/11月訪問)

 

 

 

 

 

 

参考:隆起関連記事

 

 

k_news200.pdf (bosai.go.jp)

 

硫黄島|海域火山データベース|海上保安庁 海洋情報部 

 

329_23m01.pdf (jma.go.jp)

 

000242661.pdf (gsi.go.jp)

 

年間1メートルの隆起が続く硫黄島 :夕刊フジ公式サイト

 

地殻変動で沈没船が陸上に…小笠原諸島で噴火相次ぐ 

 

概要 | 小笠原村公式サイト (vill.ogasawara.tokyo.jp)

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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