海軍大坂山安式四十口径十五糎平射砲(硫黄島)
目次
概要
硫黄島北西部の大坂山。
監獄岩を見下ろす位置にある。
そこには海軍大坂山砲台の一番砲が残る。
安式(アームストロング)四十口径十五糎平射砲である。
*安式=アームストロング
「四十径安式十五拇砲」 について (前): 桜と錨の気ままなブログ (sblo.jp)
当時、砲のある場所は、
鉄筋コンクリートで覆われていた。
米軍による攻撃で、破壊されたようだ。
現地の様子
入口の標識
正面「硫警 大坂山砲台群 十五糎砲台
右斜 百五〇米台上」
右 「硫協 五十二号」
砲台付近遠望
砲台から海上遠望
正面に監獄岩がよく見える
砲のそばの説明板 かなり薄れている
「英国アームストロング社製造
大阪山1番砲
15㎝ 天蓋除去
砲身中央部に不発弾。
おそらくは世界で此処だけと思われる。
当時の激戦が偲ばれる。
平成8年2月16日発見
平成7年度遺骨収集団
処理済」
と書かれていた。
080.jpg (2000×1500) (sk-photo.main.jp)
全景
全景 前方から
全景 側面から
左側面中央部に弾痕がめり込んでいる
全景 後部より
砲身内部
別な構造物
参考:十五糎砲
父島にも多くの方の残骸が残るが、
十五糎砲は見たことがない。
母島には静沢や小富士に、
ほぼ同じと思われる十五砲が残っている。
(母島の戦跡見学については、
母島観光協会にご確認を取っていただきたい)
<小富士のもの>
見るには
一般観光で行くすべはない。
墓参や遺骨収集事業に参加する機会があれば、
島内視察で見ることが可能である。
硫黄島には
海上自衛隊、航空自衛隊が常駐している。
そのため、
内地の基地からは定期的に輸送機が飛んでいる。
片道2時間以上かかる。
小笠原島民の場合、
父島からヘリで硫黄島に渡る場合もある。
いずれにせよ、前述の通り、
一般観光などでは行くことはできない。
前の記事へ