小笠原マルベリー

シマクマタケラン開花確認(’23/6月初旬)


 

 

概要

 

’23/6月初旬、

シマクマタケラン(ショウガ科・固有種)開花確認。

 

赤い線が2本、シマクマタケラン花

 

開花を確認したのは中央山ルート沿い。

例年6月初旬から中旬にかけて開花しているようだ。

 

千尋岩(ハートロック)コース(’22/6/19)

 

父島では

観光ルートで見られるのは2か所ほどしかない。

 

いずれも、

ルートからは見えるが、やや離れている。

 

 

 

 

 

 

 

開花の様子

 

 

シマクマタケランの群落

 

開花の個体

 

 

円錐花序の付け根の方から開花が進む

 

花被片は6(萼片に相当の外花被3、花弁相当の内花被3)、おしべ6,めしべ1

 

まず外花被3は花の基部に筒状になっている

内花被は白で3裂

 

大きい唇弁はおしべ2が唇弁の形になったもの

唇弁には赤い線が2本入っています

 

おしべは外3、内3で計6です

外の3のうち1は退化し、2は唇弁の脇に付属片となる

内の3のうち、2は唇弁に、

残る1つがおしべとして機能している

 

 

棒状にのびているのが、機能しているおしべ1

めしべも一体となっていて、先端に柱頭が見える

 

先端部の丸いのがめしべの柱頭

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

父島では

中央山と千尋岩ルート沿いが見やすい場所です。

 

他には観光ルート沿いの自生地はほぼありません。

 

中央山は森歩きや景観ツアーで訪れます。

 

 

 

 

千尋岩は衝立山付近で見られます。

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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