マルベリー

赤い線が2本、シマクマタケラン花


 

 

赤い線が2つ、シマクマタケラン花

 

シマクマタケラン(ショウガ科・固有種)の花が咲き始めました。

 

島内ではいたるところにゲットウ(ショウガ科・外来種)が見られますが、

本種はそれほど分布も個体数も多くありません。

 

花がないと、ゲットウとの違いも分かりにくいですが、

ゲットウのほうが大きくなります。

シマクマタケランは人の背丈以下ぐらいの大きさです。

 

さて花です。

円錐花序の先にいくつか花をつけます。

 

ショウガ科は花のつくりが難しいです。

簡潔に書くと、

花被片は6(萼片に相当の外花被3、花弁相当の内花被3)、おしべ6,めしべ1です。

 

でもそう簡単ではないです。

 

まず外花被3は花の基部に筒状になっています。

内花被は白で3裂します。

 

大きい唇弁は実は花弁ではありません。

おしべ2が唇弁の形になったものです。

唇弁には赤い線が2本入っています。

 

おしべは外3,内3で計6です。

外の3のうち1は退化し、2は唇弁の脇に付属片となっています。

内の3のうち、2は唇弁に、残る1つが機能しています。

 

棒状にのびているのが、機能しているおしべ1で、

めしべも一体となっていて、先端に柱頭が見えます。

 

かなりわかりにくいですよね。

 

 

 

小笠原では自生ショウガ科植物は、

本種とイオウクマタケランの2種です。

 

イオウクマタケランは火山列島だけの分布です。

シマクマタケランは父島・母島で自生しています。

 

つまり小笠原群島では、

シマクマタケランのみがショウガ科自生種となります。

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前
    ふりがな
    メールアドレス
    ご住所
    お電話番号
    お問合せ内容
    個人情報の取り扱い 個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    SHARE
    PAGE TOP
    %d人のブロガーが「いいね」をつけました。