小笠原マルベリー

葉の裏が白いウラジロコムラサキ花


 

概要

 

タイトルの通り、

葉の裏面が白いウラジロコムラサキ(シソ科・固有種)。

「裏白小紫」ですね。

 

実際には

白というよりは乳白色のような色ですね。

 

 

 

 

 

植栽株の花です。

ごく小ぶりな花で、

花冠は淡紅色4裂、おしべ4、めしべ1です。

 

父島で見る限り、

同属のオオバシマムラサキより、

花の色は濃いように感じます。

 

ちなみに、この個体は雄株です。

雄株はおしべが長く目立ち、

めしべの花柱はそれより短いです。

 

ちなみに

雌株の花はめしべの長い花柱と、

発芽力のないおしべがあります。

 

 

 

 

 

雌雄異株

 

小笠原のムラサキシキブ属3種は雌雄異株です。

http://ogasawara-info.jp/pdf/isan/shiyu.pdf

 

小笠原の遺産価値の1つとして「進化」があります。

ムラサキシキブ属3種は

種分化、雌雄性分化と2つの進化が起きています。

 

その3種の中で一番個体数が少ないのが本種です。

分布も父島・兄島のごくわずかのみ。

絶滅しないよう、大事にしていかないといけません。

 

乾性低木林で自生するシマムラサキ

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(50)オオバシマムラサキ

 

 

 

 

 

見るには?

 

植栽株は

大神山公園(ヒメツバキの谷付近)や東平にあります。

 

大神山公園は個人で行くことができます。

東平はガイド同行が必要です。

森歩きで訪れます。

 

森歩き

 

東平&初寝山(森歩き)

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP