葉の裏が白いウラジロコムラサキ

目次
概要
タイトルの通り、
葉の裏面が白いウラジロコムラサキ(シソ科・固有種)。

<葉の裏>
実際には
白というよりは乳白色のような色ですね。
本種は樹高1ⅿほどの小低木。
父島と兄島にわずかに自生する。
ノヤギの食害の影響があったが、
駆除の終わっった兄島は、個体数増加傾向。
父島ではまだ状態には至らず、
野生株はごくわずか。
(今後の期待)
和名
ウラジロコムラサキは「裏白小紫」と書く。
葉裏が白く(ウラジロ)、
小さなムラサキシキブの仲間(コ・ムラサキ)、
という意味合い。
花

植栽株の花です。
ごく小ぶりな花で、
花冠は淡紅色4裂、おしべ4、めしべ1です。
父島で見る限り、
同属のオオバシマムラサキより、
花の色は濃いように感じます。
ちなみに、この個体は雄株です。
雄株はおしべが長く目立ち、
めしべの花柱はそれより短いです。
ちなみに
雌株の花はめしべの長い花柱と、
発芽力のないおしべがあります。
果実

果実は径5㎜ほどの球形
父島での野生株では
結実を見ることはかなりまれ。
兄島の野生株では
複数個体で結実している。
雌雄異株
小笠原のムラサキシキブ属3種は
雌雄異株です。
小笠原の遺産価値の1つとして
「進化」があります。
ムラサキシキブ属3種は
種分化、雌雄性分化と2つの進化が起きています。
その3種の中で一番個体数が少ないのが本種です。
分布も父島・兄島のごくわずかのみ。
絶滅しないよう、大事にしていかないといけません。
見るには?
植栽株は
大神山公園(ヒメツバキの谷付近)や東平にあります。
大神山公園は個人で行くことができます。
東平はガイド同行が必要です。
森歩きで訪れます。
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