マルベリー

芳香のオガサワラボチョウジ花


 

オガサワラボチョウジ花

 

6月初め、

オガサワラボチョウジ(アカネ科・固有種)の花が咲いていました。

近づくと弱いですが芳香もあります。

 

小高木で、僕が把握している個体も少なく、

花が低いところで咲いている個体がなかなか見つかりませんでした。

この個体はなんとか届く高さでした。

 

花は白花で、

校背景花筒が長く、裂片は細長く(広線形)5裂です。

 

この個体は、花筒からおしべ5が見えています。めしべは見えません。

筒部をひらくと、奥の方にめしべ1(柱頭2裂)があります。

 

本種の花は、

オオシラタマカズラと同じように、二型花柱性です。

この写真の個体は短花柱です。

 

 

 

葉も特徴があります。

表面はツルツルとしていて、咲きが尖っています。

 

 

今回は短花柱タイプの花でした。

花期の間に長花柱タイプも探そうと思っています。

 

ただ、僕が把握している本種の生息数があまり多くないので、

なんとも言えません。

 

オガサワラボチョウジは「小笠原母丁子」と書くようです。

由来ははっきりしませんが、

和名からするとチョウジと花が似ているからとも考えられます。

 

かつて小笠原では、

果実が赤く熟れるところから、アップルウッドと呼ばれたようです。

 

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この記事を書いた人

吉井 信秋

大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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