小笠原マルベリー

夏野菜定番シカクマメ、花と莢(さや)


 

概要

 

近所の庭で

シカクマメ(マメ科・外来種)の花と莢が見られました。

 

沖縄ではウリズン(豆)というようです。

四角豆-うりずん – 食材事典 (odn.ne.jp)

 

小笠原では夏の定番、人気野菜です。

シカクマメ、

すなわち食用利用の四角豆です。

 

でもマメはほんの小さな粒が入っている程度です。

マメを食べるというより、莢を食べる感じです。

たぶん食べても、マメの食感はほとんどないはずです。

 

食べ方はおひたし、天ぷらなど。

ゆでただけだと少し苦みがありますが、

天ぷらだとそれも気になりません。

天ぷらだと

莢のやや歯ごたえのある食感がまたいいですね。

 

基本、農産物も植物には違いないですので、

花が咲き、果実がつきます。

 

こういう野菜はうちで食べるのもいいのですが、

やはり居酒屋などでお酒と共に楽しみたいですね。

 

 

 

 

 

和名

 

シカクマメは「四角豆」。

 

見た目の通り莢が四角いから。

マメは丸い。

 

沖縄で使われるウリズン(豆)は

うりずんという季節が語源のようではある。

 

由来は諸説ある。

この時期に栽培を始めるとか、

莢がうりずんの時期の新緑のような色合いからとか。

 

沖縄県の気候_沖縄気象台

沖縄の季節「うりずん」とは – オリオンストーリー

 

 

 

 

 

 

シカクマメ、確かに、莢が角張って四角なのです。

長さは10-15cmほど。

 

でもマメはほんの小さな粒が入っている程度です。

 

 

 

 

 

花ですが、マメ科特有の蝶形花。色は薄青紫。

 

蝶形花は5弁。

大きいのが旗弁1、2重になっている内側が翼弁2、竜骨弁2です。

閉じた竜骨弁の内側におしべ10とめしべ1があります。

 

 

 

 

葉は3出複葉ですね。

葉だけ見ると、少しデイコに似ています。

デイコもマメ科ですが・・デイコは高木になります。

 

 

 

 

見るには?

 

農地か、家庭菜園で人家の庭先かで見られます。

 

特にツアーなどでは紹介していません。

 

 

全ツアーメニュー

 

 

 

 

 

参考

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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