小笠原マルベリー

雌雄異株のヤエヤマコクタン(リュウキュウコクタン)


 

概要

 

雌雄異株ヤエヤマコクタン(カキノキ科・外来種)。

リュウキュウコクタンともいう。

 

集落内植栽と集落周辺の山地に野生化している。

 

 

ヤエヤマコクタン、つまり八重山黒檀です。

でも、分布は八重山だけではないです。

 

和名の通り、樹皮は黒いです。

 

 

この場所は大神山神社社殿前です。

3本並んでいますが、写真の一番手前が雌株で、残りは雄株です。

 

 

 

和名

 

 

ヤエヤマコクタンは「八重山黒檀」と書く。

八重山に自生するコクタンという意味。

コクタン – Wikipedia

ヤエヤマコクタン – Wikipedia

 

しかし、

分布は八重山だけではない。

 

別名のリュウキュウコクタンは「琉球黒檀」。

 

檀(タン)とつくのは

銘木や香木の樹木につくようだ。

 

 

 

 

 

 

5月末、花期を迎える。

雌雄異株で、

花をよく見れば、雌雄が分かる。

ただし、花冠が小ぶりなので、

近くでのぞき込まないと分からない。

 

雄花(雄株の花)、雌花(雌株の花)とも、

花冠はほぼ同じで、乳白色3裂(4裂もあり)。

 

雄花(雄株の花)、

花冠は乳白色3裂(4裂もあり)、

雄花はおしべだけが9ぐらい

 

雌花(雌株の花)、

花冠は乳白色3裂(4裂もあり)

雌花には、

めしべだけが1(柱頭3裂)

 

 

 

果実

 

雌株は果実がつき、のちに赤熟する

 

ヤエヤマコクタン(リュウキュウコクタン)の果実

 

 

 

 

見るには?

 

集落エリアにはそれなりにある。

わかりやすいのは、前述の大神山神社境内。

 

また清瀬周辺は、

野生化した個体もかなりある。

 

電信山歩道の釣浜から宮之浜にかけては、

道沿いでも複数本ある。

 

電信山歩道(宮之浜~釣浜口)・・随所に展望・涼期向き

 

あまりツアーで紹介することはないが、

各種ツアーで紹介できる。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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