小笠原マルベリー

旭川市北鎮記念館(’23/5月訪問)


 

 

概要

 

’23/5月、

旭川市の北鎮記念館を訪問した。

https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/hokutin2/top.html

北鎮記念館 – 一般社団法人 旭川観光コンベンション協会 (atca.jp)

北鎮記念館 – Wikipedia

 

北鎮(ほくちん)とは北の鎮め(しずめ)で、

北の護り(まもり)という意味合いである。

 

記念館は

陸上自衛隊旭川駐屯地に隣接している。

運営管理は陸上自衛隊旭川駐屯地である。

 

おもに屯田兵や陸軍第七師団を展示する資料館。

 

屋外には

第七師団時代の名残も展示されている。

 

見学は自由だが、

現役の自衛官にガイドしてもらうことも可能。

(開催時間あり、約1時間・無料)

 

僕はこのコースでお願いした。

要点をしっかり話してくれる。

 

ただし、じっくり自由に見たい方は

自由見学の方がいいかもしれない。

あるいはガイドの後にもう一度自由見学するかだ。

 

展示物の写真撮影は自由にできる。

(人物撮影不可、動画撮影不可)

 

余談ではあるが、

硫黄島の指揮官・栗林忠道氏は、

旭川の騎兵第7連隊連隊長(昭和11年8月~12年8月)だった。

 

ガイドのネタとしては、

北海道の参加者がいたときにはいいかもしれない。

 

長野市、栗林忠道墓所・松代象山地下壕(2008年訪問、再編集版)

 

 

 

 

 

 

 

 

建物

 

 

正面全景

 

入口

 

 

 

 

内部展示

 

入口すぐの展示 輜重車など

 

1階の展示

 

西郷従道氏による 「旭」の文字

 

第七師団司令部の表札

 

師団全景の模型

 

北海道での陸軍特別大演習の説明板

 

当時、

栗林忠道氏が第七騎兵連隊長であったことがわかる

 

 

旭川偕行社の模型(タバコの外箱で作ったもの)

 

 

 

 

 

 

外部展示(陸軍第七師団のもの)

 

司令部門柱

 

同上 説明板

 

哨所(建物裏側)

 

 

兵器庫 屋根飾り

 

「北鎮第七師団此地之碑」

 

 

<碑文>

 

北鎮第七師団の将兵は頑健にして克く困難に耐え

厳々として任務に邁進し

また戦闘にあたっては勇猛果敢に勇名を轟かしていた

特に日露戦争において旅順要塞の死命を制する

二〇三高地を猛攻奪取して開城を余儀なからしめた偉功は

日本陸軍の華と謳われ

又世界戦史上稀にみる戦例として後世に残されている

明治二十九年五月屯田部隊を増強して第七師団の編成を完結してから

昭和二十年終戦に至るまで実に五十年の間

北海道唯一の常設師団として主力を旭川に

一部を札幌及び函館に駐屯して

外戦又は北海道の防衛に任ずると共に

屯田兵の開拓精神を受け継ぎ

道民のシンボルとして最も親しまれ敬慕されていたのである

斯くの如く父祖の打ち建てた光輝ある伝統を強化して

益々本道の隆興発展に寄与せんことを希い

開道百年事業の一環として道民有志の浄財を仰ぎ

第七師団将兵練武の地に址碑を建立し梗概を録して

これを後昆に供えんとするものである

冀くは道民諸賢一丸となって開拓者精神を基本とするこの魂を象徴として

悠久の大義に徴せられんことを


昭和四十四年八月

旧第七師団の会々長  鯉登 行一 撰

(改行位置は実際の碑文とは異なる) 

 

師団長官舎 門柱

 

入口側にある哨所

 

 

 

 

 

 

参考

 

北海道、道北・道東・十勝視察旅行報告(’23/5月)

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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