ムニンボウランの開花確認(’23/6月中旬)
目次
概要
ムニンボウラン(ラン科・固有種)の開花確認。
昨年も6月中旬ごろから咲いていたようなので、
開花はほぼ同じぐらいかと思う。
僕が普段チェックしている個体は
観光ルート沿いにある。
(ただし指定ルートなので、入林パス必要)
他に知っている個体もわずかしかないので、
例年そこで開花も見ている。
着生している高さも1.5mぐらいのところで
観察にも都合がいい。
過去の記事を見ると、
10年以上前から観察している。
ボウラン: マルベリーの日記&小笠原情報箱 (seesaa.net)
この種の寿命がどのぐらいかわからない。
道沿いで見られるところはほぼないので、
長く生きのびてほしいものだ。
なおこの近くの林内ではもう1個体は見つけている。
ルートからそれるので、
その個体は観光では紹介はできない。
実際の様子
着生の開花個体
花は2つ
2つの花
茎と葉が分かりにくいが花から先は葉
花の拡大
花は淡緑色
花のつくりは、
ずい柱1、花被片6(唇弁1、側花弁2、背萼片1、側萼片2)
丸い黄色部分が蕊柱(ずいちゅう)
(蕊柱とはおしべとめしべが合わさって一体になったもの)
ずい柱より下側、
すぐ下の平たいものが唇弁1、
唇弁のさらに両側が側萼片2。
ずい柱の上側、
真ん中が背萼片1、両側が側花弁2。
着生している茶の部分が根
似て非なるマツバラン(シダ)
見るには?
確実に見られるのは東平のルート沿い。
ここは指定ルートのため、
観光の人はガイドツアーで。
森歩きでご紹介している。
かなり地味な種なので、
花期以外はあまり紹介していない。
興味のある方はリクエストしていただきたい。
前の記事へ
次の記事へ