「小笠原研究年報46」「小笠原研究No.49」
目次
概要
2023年度発行、
東京都立大学小笠原研究委員会、
「小笠原研究年報46」「小笠原研究No.49」。
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毎年、送っていただいている。
言い訳だが、
研究報告なので、読むのに時間がかかっている。
さすがに、
海辺で気楽に寝転がって読む小説とは違って、
真面目な雰囲気で、机の前で読む。
こういう最新情報もガイドのネタとしても役立つ。
これをどうかみ砕いて解説するかが
ガイドの技でもある。
「小笠原研究年報46」
・1944 年の小笠原への空襲について(その2)
父島と母島の民間人への攻撃について(上條明弘)pp.1-15
強制疎開前の
島民の証言が多数記載されている。
・標本観察によるシロダモ属のフェノロジー調査
(須貝杏子・佐藤隆人)pp.17-23
父島において、
ムニンシロダモとキンショクダモについての見解。
遺伝的差異はなく、同種の可能性を示唆。
・小笠原諸島固有寄生植物シマウツボの弟島での発見
(西村明洋・右田裕基・髙山浩司)pp.25-29
シマウツボが弟島でも自生。
・小笠原諸島の黒色型クマネズミ
(矢部辰男・橋本琢磨)pp.31-36
小笠原は黒色型が半数以上。
他国からの侵入を示唆。
・小笠原諸島父島の2河川におけるオガサワラカワニナの個体数変動と
ヌノメカワニナの侵入状況(新行内 博・佐々木哲朗)pp.37-45
ヌノメカワニナの侵入が進む様子。
山の上の方の沢にはまだ未侵入。
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「小笠原研究No.49」
「特集 西之島2021」が大部分。
・2021年における西之島総合学術調査の概略 1-43
・2021年に実施された
西之島総合学術調査における火山地質学的知見 45-69
・2021年における西之島の陸上生物相 71-86
・UAVを活用した西之島の無脊椎動物の探索 87-96
・自律型海中ロボットシステムによる西之島海底調査 97-112
・西之島の海洋生物相の速報 113-168
一般投稿は2編。
・小笠原諸島固有種ムニンヒサカキの保全に関連した生育状況
小栗恵美子、石坂あゆみ 169-179
ムニンヒサカキは雌雄異株性。
・小笠原諸島におけるオオフトトゲヒトデの生態観察記録
飴田洋祐、小山靖弘、伊勢優史、藤田喜久 181-191
Ogasawara Research目次|東京都立大学 小笠原研究委員会
OgasawaraResearchNo.49_contents_JP.pdf (tmu.ac.jp)
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