小笠原マルベリー

コガネタケヤシ、ヤマドリヤシ、アレカヤシはみな同じ種


 

 

概要

 

一般的に

アレカヤシ(ヤシ科・外来種)といわれるヤシ。

アレカヤシ – Wikipedia

 

和名はコガネタケヤシで、ヤマドリヤシともいわれる。

(和名の項で記載)

 

樹高は小高木くらいの感じで、

5-10ⅿくらいです。

 

本種は1本立ちの樹木ではなく、

育つと株立ち(叢生)になる。

 

戦前から生垣的な利用で、

私有地の縁によく植栽されている。

並木になっているところもよくある。

 

父島では島内各所で見られる、

一部山中でも見られる。

(戦前に畑だったようなところ)

 

果実が多くつくので、

そこからの実生も多数出る。

 

 

 

 

 

和名

 

コガネタケヤシは「黄金竹椰子」と書く。

 

黄金は、

葉軸など全体に黄色っぽいのでそこからであろう。

幹が竹のようなので、タケヤシである。

 

ヤマドリヤシは「山鳥椰子」と書く。

語源として、

「葉が山鳥の飾り羽の様に美しいから」と

記載のものがあった。

たしかに葉は観賞用には適すると思う。

アレカヤシ | 株式会社 野沢園 創業140余年 (nozawaen.co.jp)

 

 

一般に流通するアレカヤシは

以前アレカ属だったことからついた園芸種名である。

 

 

 

 

生えている様子

 

 

道沿いに植栽されて並木になっているところ

葉軸ほか全体に黄金色っぽい

 

小高木程度で、樹高は5-10m

 

 

幹は株立ち(叢生)

コガネタケヤシという和名の通り、

幹はタケのよう

単子葉なので、根はひげ根

 

幹の生え際から出てのびる葉

観葉植物でよく見るサイズ

 

ヤシ科なので、

成長した幹では最上部に葉をつける

 

 

穂状花序に花をつける

 

花は両性花で、

花被片6(小さな萼片3、花弁3)、おしべ6、めしべ1

 

果実は楕円形

長径部分で2㎝ほど

果肉の部分はオガサワラオオコウモリも食べる

 

オガサワラオオコウモリがアレカヤシ果実に集う

 

落果と実生

 

 

 

 

見るには?

 

集落エリアではあちこちで見られる。

並木になるところもある。

 

山中の野生化個体はそれほど多くはない。

 

集落エリアで見られるので、

ツアーで紹介することはめったにない。

 

興味があれば、

リクエストにより、各種ツアーで紹介する。

 

全ツアーメニュー

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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