黄色の頭状花が目立つセイタカアワダチソウ
目次
概要
セイタカアワダチソウ(キク科・外来種)は
父島、母島でも野生化している。
父島では、それほどあちこちというほど、
ひどくはないように思う。
本種は多年草だが、
果実のあとは地上部は枯れる。
(翌年にはまた同じ場所から発芽する)
花期は普通10月ごろ。
黄色の花が目立つ。
本種はキク科だが、
あまりキク科の花っぽく見えない。
花はごく小ぶりだが、
黄色の頭花(頭状花)がたくさんつく。
1つの頭状花は、
筒状花と舌状花で出来ている。
筒状花(両性花・3-5)、舌状花(雌性・10-18)。
実際は
近くで見ても、わかりにくい。
和名
セイタカアワダチソウは「背高泡立草」と書く。
セイタカアワダチソウ / 国立環境研究所 侵入生物DB (nies.go.jp)
背の高い(セイタカ)アワダチソウ(アキノキリンソウ)、
という意味。
アキノキリンソウ キク科 Asteraceae 三河の植物観察
アワダチ(泡立)は
果実あるいは花の様子からということ。
(果実なのか花なのか、要調査)
’23年の開花
’20/10月初旬、
セイタカアワダチソウの開花を確認。
開花を見た場所は、
いつも見られる国立天文台敷地内。
そこは定期的に草刈りされる平坦地。
ギンネムとともに、
セイタカアワダチソウものびている。
いずれまた草刈りされるだろう。
しかし翌年には
また地下茎から地上部にのびてくる。
毎年その繰り返しだ。
現地の様子
生えている様子
定期的に草刈りされる国立天文台敷地内
黄色の頭状花を穂状につけ目立つ
1つの頭状花は、
筒状花と舌状花でできている
筒状花(両性花・3-5)、舌状花(雌性・10-18)
葉は細い披針形
見るには
父島では、
野生化しているところはそれほど多くはない。
毎年、確実なのは、
天文台敷地内(夜明平)、海上自衛隊施設付近(夜明山)など。
どちらも草刈りされる場所のため、
9-10月ごろに草刈りが入ると、
その年はまったく見られなくなる。
各種ツアーで紹介できる。
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