「植物一日一題」(牧野富太郎)
目次
概要
1998年発行を底本とした、
「植物一日一題」(牧野富太郎)。
筑摩書房 植物一日一題 / 牧野 富太郎 著 (chikumashobo.co.jp)
もとは1953年発行、
「随筆 植物一日一題」。
本書のはじめに、「序文に代う」があり、
「昭和21年8月17日より稿し初め、
一日に必ず一題を草し、
これを百日欠かさず連綿として続け、
終に百日目に百題を了えた。」
とある。
一題ずつは、
短めの文章で、1-5ページほど。
中国や日本の古い文献の引用がそこそこあり、
さすがにそこはとっつきにくい。
そこも含んで読むのが本来だろうが、
読み飛びしてもそれほど支障はないかと思う。
百題一覧
馬鈴薯とジャガイモ/百合とユリ/キャベツと甘藍/
藤とフジ/ヤマユリ/アケビと𦼠/アカザとシロザ/
キツネノヘダマ/紀州高野山の蛇柳/無花果の果/
イチョウの精虫/茶樹の花序/二十四歳のシーボルト画像/
サルオガセ/毒麦/馬糞蕈/昔の草餅、今の草餅/
ハナタデ/イヌタデ/ボントクタデ/婆羅門参/
茶の銘玉露の由来/御会式桜/贋の菩提樹/小野蘭山先生の髑髏/
秋海棠/不許葷酒入山門/日本で最大の南天材/屋根の棟の一八/
ワルナスビ/カナメゾツネ/茱萸とグミ/アサガオと桔梗/
ヒルガオとコヒルガオ/ハマユウの語原/バショウと芭蕉/
オトヒメカラカサ/西瓜――徳川時代から明治初年へかけて/
ギョリュウ/万葉歌のイチシ/万葉歌のツチハリ/
万葉歌のナワノリ/蓬とヨモギ/於多福グルミ/栗とクリ/
アスナロノヒジキ/キノコの川村博士逝く/
日本の植物名の呼び方・書き方/オトコラン/
中国の椿の字、日本の椿の字/ノイバラの実、営実/
マコモの中でもアヤメ咲く/マクワウリの記/新称天蓋瓜/
センジュガンピの語原/片葉のアシ/高野の万年草/
コンブとワカメ/『草木図説』のサワアザミとマアザミ/
ムクゲとアサガオ/款冬とフキ/薯蕷とヤマノイモ/ニギリタケ/
パンヤ/黄櫨、櫨、ハゼノキ/ワスレグサと甘草/根笹/
菖蒲とセキショウ/海藻ミルの食べ方/楓とモミジ/蕙蘭と蕙/
製紙用ガンピ二種/インゲンマメ/ナガイモとヤマノイモ/
ヒマワリ/シュロと椶櫚/蜜柑の毛、バナナの皮/
梨、苹果、胡瓜、西瓜等の子房/グミの実/三波丁子/
サネカズラ/桜桃/種子から生えた孟宗竹/孟宗竹の中国名/
紫陽花とアジサイ、燕子花とカキツバタ/楡とニレ/
シソのタネ、エゴマのタネ/麝香草の香い/狐ノ剃刀/
ハマカンゾウ/イタヤカエデ/
三度グリ、シバグリ、カチグリ、ハコグリ/
朝鮮のワングルとカンエンガヤツリ/無憂花/アオツヅラフジ/
ゴンズイ/辛夷とコブシ、木蘭とモクレン/万年芝/
オリーブとホルトガル/冬の美観ユズリハ
参考:牧野富太郎関連
ブログ記事
牧野富太郎 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
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