小笠原マルベリー

いまだ花盛りのシュクシャ(’23/10月下旬)


 

概要

 

’23/10月下旬、

シュクシャ(ショウガ科・外来種)はいまだ花盛り。

 

白花のシュクシャ

 

中央山の歩道は時々ツアーで使う。

普通は山頂に向かうが、

時間に余裕のある時は下側のルートも歩く。

 

その途中にシュクシャが生えている。

そのあたりは戦前に畑だったようなところであろう。

私有地もある。

 

シュクシャは地下茎で広がるのか、

かなり奥の方まで広がってはいる。

 

花期は普通7月ごろからだが、

その後、意外と長く開花が見られる。

 

2023年は10月下旬でも、花盛りである。

芳香も漂う。

 

中央山に立ち寄りの際はよかったら下道もどうぞ。

このシュクシャが待っている。

 

 

 

 

現地の様子

 

 

下道側を歩いていると、ショウガ科植物群落が見えてくる

 

全体に白花が多くついている

 

大きい白花で芳香も漂う

芳香は離れていても漂っている

 

ショウガ科の花のつくりは難しい

下記に説明するが、一回では覚えられないかと思う。

実物を見ながら、確認していただきたい。

 

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花被片は6

(萼片相当の外花被3、花弁相当の内花被3)、

おしべ6,めしべ1

 

外花被3は

花の基部に筒状になっている

内花被は白で3裂し、線形になっている

後ろから見て細い線形のもの

 

おしべは外3、内3で計6

外の3のうち1は退化し、

2は唇弁の脇に付属片(花弁状)となっている

内の3のうち、

白くて大きい上向きが唇弁で、

おしべ2が唇弁の形になったもの

残る1つがおしべとして機能している

 

棒状にのびて、先端部が桃色で丸い形のものが、

機能しているおしべ1

葯は内側(めしべがある側)についている

めしべも、おしべと一体で、

細い棒状のものが延びていて、先端に柱頭が見える

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見るには?

 

観光ルート沿いで見られるのは中央山園地のみ。

 

中央山園地ルート・・父島最高峰と地球の丸さを体験

 

景観ツアーや森歩きで訪れる。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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