小笠原マルベリー

「回想 硫黄島」(堀江芳孝)


 

目次

概要

 

2018年発行、

「回想 硫黄島」(堀江芳孝)。

回想硫黄島 / 堀江 芳孝【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア

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本書は1965年、「闘魂 硫黄島」として発行。

のち文庫化もされた。

その後、「回想 硫黄島」となった。

上記2つは同じ内容と思われる。

 

著者は

百九師団父島派遣司令部少佐であった人物。

(硫黄島陥落以降は百九師団司令部)

父島には

1944/7月から終戦以降の処理まで赴任していた。

硫黄島には業務で何度か足を運ぶが、

地上戦は経験はしていない。

 

著者の小笠原に着任以降の様子が

おもに書かれている。

 

父島から硫黄島への輸送の苦労は

当事者として指揮されたところである。

(父島には多くの沈船がある)

 

本文は、

参謀の著者による回想と、遺族による回想との、

2部仕立てである。

 

まえがきには、

「史実は史実として

 そのものずばりを書くべき であるという信念・・」

とある。

いかがであろうか。

 

 

 

 

 

 

目次

 

まえがき

 

第1部 一参謀の回想  全17章

 

・1-14章

 硫黄島が玉砕に至るまでの経緯。

 

・15章「わが壕は火の海となる」は、

 硫黄島で生きのびた武蔵野菊蔵氏の手記。

 

・16章「三月十四日、星条旗をかかげる」は、

 米軍将兵の文書より

 

・17章「思い出の多い人々」は

 著者が印象に残る人々についての回想。

 

 

第2部 遺族の回想 

 

・栗林兵団長の家庭への便り

 

・遺族の言葉)

 

あとがき

 

 

 

 

参考

 

「小笠原兵団の最後」(小笠原戦友会編)

 

「硫黄島クロニクル(年代記)」(夏井坂聡子)

 

小笠原・父島の戦跡

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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