象鼻﨑・・今・昔(現在と幕末のころの比較)
目次
概要
洲崎にある象鼻﨑は、
過去と現在では大きく形を変えている。
現在は、
海面からわずかに出た程度の低い磯となっている。
幕末のころは、
かなり盛り上がり、大きな空洞が描かれている。
絵図は、
幕末、文久の探検隊(1862年)のころ。
今は削られて、平らな磯になっている。
自然崩落ではない。
昭和10年代、
洲崎に埋め立てをして飛行場がつくられた。
滑走路の進行方向にある障害物として、
その時に削られたものであろう。
削った岩は埋め立てにも使われたと想像する。
大きな穴のあいた象鼻崎のままならば、
きっと観光名所になったであろう。
残念なことである。
象鼻﨑の様子
幕末
絵図
丸位置が当時の象鼻崎
同上
現在
洲崎から象鼻崎を望む
低い磯となっている
象鼻﨑近景
高台から象鼻崎遠望
象鼻崎の付け根から父島陸地側
見るには
洲崎までは車で行ける。
そこから磯を歩けばすぐ。
磯はかなり足場が悪いので、要注意。
また波をかぶることもあるので、
海況不良の時の磯歩きははやめるべき。
ツアーで行くことはほとんどないが、
リクエストがあれば、立ち寄りは可能。
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