小笠原マルベリー

花期を迎えるヒゲスゲ(’23/1月初旬)


 

概要

 

’23/12月下旬、東平を歩いた。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

そこでは、

ヒゲスゲ(カヤツリグサ科・広域分布種)が、

花期を迎えているのに気づいた。。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(24)ヒゲスゲ

 

小穂がのび、そこを触ると、

黄色の花粉がかなり飛ぶ状態。

 

林内では

ムニンナキリスゲと混在して生えていたりする。

葉の幅が広い方が本種である。

 

小穂は複数つき短円柱である。

頂小穂は雄性、複数の側小穂は雌雄性である。

 

雌雄は色の違いですぐ分かる。

黄色いのが雄性、白いのが雌性。

花粉が飛ぶのは、当然、雄性の方。

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

生えている様子

小穂がついている

小穂は頂小穂と複数の側小穂がある

 

頂小穂  雄性

 

雄性部分拡大

 

雄性部分

花粉がいっぱいつく

 

雌性部分

白いひものような状態

柱頭は長めで3分岐

 

複数の側小穂は雌雄性

上が雄性、下が雌性

 

 

 

 

 

見るには? 

 

明るい林内、海岸に近いエリアでよく見られる。

普段はあまり紹介していない。

 

カヤツリグサ科で地味ですが、

花期には紹介したりしている。

 

興味のある方はリクエストしていただきたい。

ほとんどのコースで紹介できる。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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