小笠原マルベリー

大きく育つショウジョウボク(ポインセチア)


 

概要

 

’24/1月初旬、

大神山を散策中、樹木に咲く赤い花を見つけた。

場所は神社土俵・建物付近。

 

遠目では、

ハイビスカスの赤い花かと思った。

近づいてみると、

ポインセチア(トウダイグサ科・外来種)であった。

樹高4-5mになっていて、

一見では、ポインセチアだとは思わなかった。

ポインセチア – Wikipedia

 

ポインセチアは短日植物なので、

冬場に花を咲かせる。

短日植物-ルーラル電子図書館―農業技術事典

 

赤いのは、実は、花ではなく苞葉である。

苞葉の中央部に、

杯状花序に、こぶりな花をつけている。

 

花は雌雄があるが、雄性先熟で、

雄花が出たあと、雌花が出てくる。

花弁はない。

花には黄色の腺体もついている。

ポインセチア (ous.ac.jp)

桑名市総合医療センター |  11,12月 ポインセチア

 

なお本種は汁でヒフ炎のおそれがあるので、

触ったり、手入れの際は気をつけて。

 

「毒草を食べてみた」(植松黎)

 

 

 

 

植物名

 

ポインセチアは、

ショウジョウボクという和名がある。

しかし、まず使われていないかと思う。

 

ポインセチアは

米駐メキシコ大使・ポインセット氏の名前から。

ポインセット氏は、ポインセチアを見つけ、

アメリカに持ち帰り普及させたとのこと。

ポインセチアの語源・由来を解説 – 語源由来辞典 

 

和名はショウジョウボクで、

「猩々木」と書く。

赤い顔が特徴の、猩々に似ていることからのよう。

猩猩 – Wikipedia

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

樹高4-5mに成長した個体

 

擁壁沿いの個体

 

赤い部分は苞葉

緑が葉(楕円で先が尖る、横にも突起がある)

葉と苞葉では少し形が違う

 

苞葉は花序から出ている

 

 

杯状花序

花序から花、苞葉がのびる

花には腺体(黄色楕円形)がつく

 

 

雄性先熟の花

雄花はおしべ多数(のびているのは5ぐらい)

のちに雌花がのびる(花柱3裂)

黄色楕円形が腺体

 

雌花

めしべの先で花柱が3裂し、さらに先は2裂(柱頭は計6)

 

 

 

 

 

 

見るには

 

普通は鉢植えとかであろう。

 

大神山神社のは、

地植えで、立派な樹木となっている。

神社下の土俵・建物付近で自由に見られる。

 

ツアーなどで行くことはまずない。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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