小笠原マルベリー

ハウチワノキ雄株・雌株とも開花(’24/2月下旬)


 

 

概要

 

’24/2月下旬、

ハウチワノキ(ムクロジ科・広域分布種)が開花。

雄株・雌株とも開花を確認。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(30)ハウチワノキ

 

開花時期は

昨年とほぼ同じぐらいの時期である。

 

ハウチワノキ雄株・雌株とも開花(’23/2月下旬)

 

ハウチワノキが生える場所は

岩場に近い土壌のかなり浅いところ。

父島では、そういう場所はそれなりにあり、

個体数も多い。

 

本種は雌雄異株である。

たいがいは群落を作り生えているので、

雌雄とも同じエリアでふつうは見られる。

 

 

 

 

現地の様子

 

 

千尋岩付近の群落

雌雄が混ざる

 

花期が近づくと花序がのびてくる

葉のつきかたがまさに羽団扇のよう

羽団扇(はうちわ) – 家紋のはんこ「家紋ずかん」 (shop-pro.jp)

 

雄株の花

下向きに咲いていて、外側の萼片が目立つ

 

雄株の花(雄花) 

花弁なく、萼片4-5で、おしべ8-10程度

 

雄花拡大 

おしべ8-10程度

 

 

雌株の花(雌花)

雌花は花のようには見えない

 

雌花

花弁なく、萼片は4-5で、めしべ1(柱頭2-3裂)

 

雌花拡大

柱頭は2-3裂

 

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

山頂や岩場の展望地に生えていることが多い。

各種ツアーでご紹介している。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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