小笠原でも栽培されるコーヒーノキ(種子がコーヒー豆)
目次
概要
’24/3月初旬、
花をつけていたコーヒノーキ。
コーヒーノキ(アカネ科・外来種)は、
種子が飲むコーヒーの原料となる
小笠原では明治時代から栽培されている。
野生化しているところはほぼないので、
見られるのは栽培・植栽しているところに限る。
本来は高木性の樹木のようであるが、
栽培しているのは低木状である。
花期は3-4月頃で、芳香のある白花をつける。
果実が熟し収穫する時期は10月以降となる。
小笠原の栽培導入
コーヒーノキ(アカネ科・外来種)の苗は、
ジャワ島から持ち込まれたようでである。
小笠原では、
明治10年代、コーヒー栽培が始まった。
小笠原諸島歴史日記によると、
明治11年(1878年)父島に試作とある。
冬場近くになると、
コーヒーノキの果実が熟れてくる。
ただし、 収穫が少ないので、
希少価値・高価な小笠原コーヒーである。
和名
コーヒーノキは、
「コーヒーの木(珈琲の木)」である。
現地の様子
説明板
亜熱帯農業センター展示園
栽培の様子
花は葉腋にまとまってつく
花期は3-4月ごろ
5裂(まれに6裂も)の白花、
おしべ5、めしべ1(柱頭2裂)
おしべ・めしべ部分拡大
葉のつきかたは対生
形は卵形で先が尖る
葉の表面は側脈に沿って、やや波打つ
10月以降、果実は赤熟する
果肉は甘味がある
中に種子が2つあり、
粉にし、焙煎して飲料となる
見るには
コーヒーを栽培している農園、
小笠原亜熱帯農業センター展示園が確実。
小笠原亜熱帯農業センター展示園は自由に見学できる。
またツアーで立ち寄ることもたまにある。
(おもには景観ツアー)
前の記事へ