小笠原マルベリー

シマギョクシンカ開花中(’24/4月中旬)


 

 

概要

 

’24/4月中旬、

シマギョクシンカ(アカネ科・固有種)開花中。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(34)シマギョクシンカ

 

この日までに、開花個体は2か所で確認した。

これから各所で開花は進むであろう。

 

昨年は4月下旬に開花確認している。

昨年よりは開花が少し早いかもしれない。

 

 

シマギョクシンカ(島玉心花)開花中(’23/4月下旬)

 

本種は林内の低木性樹木のため、

林縁などでは意外と少ない。

 

林内でひっそりと咲いているという感じ。

ただし、

白花はまとまって、全体として半球状に見える。

 

林内の低いところで咲く花は少ないのもあり、

意外と目立つ。

 

芳香もあるので、近くで気づいたときは、

香りも楽しんでいただきたい。

 

 

 

現地の様子

 

 

林内の低木で花がなければまったく目立たない

 

花は集散花序にまとまってつく

 

花が盛りの頃に見ると、

全体として白い半球状に見える

玉心花の由来であろう。

 

 

1つの花は白5裂、おしべ5、めしべ1

 

 

めしべの花柱は棍棒状、

おしべは花柱がややカールしている

 

 

 

 

 

見るには?

 

おもに高木性林内で見られる低木性樹木。

父島では各所でぽつりぽつりと見られる。

 

普段は目立たないので、あまり紹介していない。

花が咲いている時期はおもに森歩き紹介する。

 

森歩き

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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