小笠原マルベリー

オガサワラアザミ自生地(水ノ下)の様子(’24/5月中旬)


 

 

概要

 

’24/5月初旬、大潮の干潮時、

宮之浜の西側にある水ノ下に行った。

 

ここはオガサワラアザミの自生地で、

例年5-6月に1-2回チェックに行く。

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(40)オガサワラアザミ

 

昨年のチェックでは、元の自生地は壊滅的で、

新群落はまとまった数が生えていた。

 

オガサワラアザミ自生地・水ノ下は壊滅的(’23/6月初旬)

 

さて、今年(2024)はどうだろうか?

実際に行ってみて確認した。

 

元の自生地は若い個体が1つだけであった。

全滅も近いかもしれない。

新群落はざっと20株ぐらいはありそうだった。

 

新群落もまだ草本しか生えていないが、

樹木が侵入してのび出したら日陰となる。

そうなると、

オガサワラアザミの生育環境は厳しくなるかもしれない。

 

新群落では開花期にはまだ早かった。

まだ1か月ぐらい先だろう。

6月にもう一度行くとしよう。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

宮之浜西沖にある中通島との境

潮が引くと陸続きに

 

 

中通島の間を抜けて磯を歩く

目的地は一番はずれの浜

 

 

潮が引くと磯が広がる

 

オオハマボッスは数か所で生えていた

 

オガサワラアザミの新群落

20個体ぐらいだろうか

 

崩落地で現在は草本だけ生えている状態

 

 

同上

 

元の自生地はこの1株だけ

 

元の自生地

 

元の自生地から宮之浜方面を望む

 

 

 

 

 

 

行くには・見るには

 

水ノ下は海岸沿いを歩くので、

森林生態系保護地域の規制はない。

自由に歩けるはず。(海岸利用と同じ扱い)

 

かなり潮が引けば、

靴で濡れずに歩くこともなんとか可能。

(1ヵ所だけ波の影響を受けやすい)

ふつうは多少は濡れるので、

ギョサンで歩くのがいいだろう。

軍手もしておくと無難。

 

磯や玉石の海岸を30分ほど歩けば到着する。

足をくじいたり、滑ったりしやすいので、

不慣れな方はやめた方がいい。

 

ツアーで行くことはほぼない。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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