小笠原マルベリー

オガサワラアザミ自生地・水ノ下は壊滅的(’23/6月初旬)


 

概要

 

’23/6/4午前、

宮之浜西側の水ノ下を訪れた。

 

ここは海岸沿いを歩くので、

歩くのに特に規制はかからない(はず)。

 

目的は

オガサワラアザミの様子を見るためだ。

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(40)オガサワラアザミ

 

例年5-6月には、

一度は大潮の干潮時に行くようにしている。

 

昨年は2か所の自生地のうち、

古くからの自生地がかなり壊滅的であった。

 

オガサワラアザミ自生地~・宮之浜西側水ノ下の様子(’22/5月中旬)

 

今年は

その場所についてほぼ消滅していた。

 

ノヤギだけではなく、

樹木の日陰、クマネズミ食害、高潮など、

複合の要因があるかもしれない。

 

もう一か所は

まだまとまった群落で生えていた。

 

地滑りのような崩落地で開けた場所に

数年前からの新たにできた群落である。

 

ここも少し食害を受けていた。

また日陰を作る樹木が生えてきたら、

この群落も影響を受けるかもしれない。

 

何とかこの場所が残ってほしい。

(今後、要注意)

 

なお、

マルバシマザクラ群落も消えているのか、

見つかられなかった。

残念。

 

マルバシマザクラ自生地(宮之浜西側・水ノ下)

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

宮之浜

 

左(西)側の磯を抜けていく

 

一番奥の浜が昔からの自生地

 

 

古くからの自生地は消滅

 

新しい自生地はまとまった群落に

 

斜面下方にまとまっての群落

 

ほとんどの株は開花中

 

頭状花(頭花)は乳白色の筒状花(管状花)のみ

 

1つの筒状花を拡大すると、

5裂の筒の中央部にめしべがのびている

めしべの付け根におしべもついている

 

 

オオハマボッスは複数箇所で開花

 

テッポウユリの花も複数箇所で

 

 

 

 

 

行くには

 

水ノ下は海岸沿いを歩くので、

森林生態系保護地域の規制はない。

自由に歩けるはず。(海岸利用と同じ扱い)

 

かなり潮が引けば、

靴で濡れずに歩くことも可能。

ふつうは多少は濡れるので、

ギョサンで歩くのがいいだろう。

軍手もしておくと無難。

 

磯や玉石の海岸を30分ほど歩けば到着する。

足をくじいたり、滑ったりしやすいので、

不慣れな方はやめた方がいい。

 

ツアーで行くことはほぼない。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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