「アームストロング砲(新装版)」(司馬遼太郎)
目次
概要
1988年発行(新装版は2004年)、
「新装版 アームストロング砲」(司馬遼太郎)。
タイトル作を含む9編が収録。
9編にはつながりはなく、1編ずつ独立している。
年代としては幕末のころ。
個人的には
タイトルにひかれて読んだ。
アームストロング砲は、
鍋島藩のことが書かれている。
他の編は
タイトルだけではピンとこなかった。
結果として読んでいて、それぞれ面白かった。
ただし目次のタイトルだけでは
内容や登場人物は分かりにくい。
各編の主要人物は、
肝付又助、立石孫一郎、木村佑次郎・乾十郎、
松原忠司、鍵屋万助、上田馬之助、井沢斧八郎、
沖田総司、鍋島閑叟など。
聞いたこともない人物もあるだろう。
目次
薩摩浄福寺党
・・・肝付又助
倉敷の若旦那
・・・立石孫一郎
五条陣屋
・・・木村佑次郎・乾十郎
壬生狂言の夜
・・・・松原忠司
侠客万助珍談
・・・鍵屋万助
斬ってはみたが
・・・上田馬之助
大夫殿坂
・・・井沢斧八郎、
理心流異聞
・・・沖田総司
アームストロング砲
・・・鍋島閑叟
アームストロング砲
「巨人の星」の世代は、
アームストロングといえば、オズマであろう。
アームストロング・オズマ。
余談はさておき、アームストロング砲も
やはり人名である。
ウィリアム・アームストロングにちなむ。
ウィリアム・アームストロング (初代アームストロング男爵) – Wikipedia
日本では安式といえば、
アームストロング式の大砲のことを指す。
硫黄島には
安式十五糎砲が残る。
本編では
鍋島閑叟をとりまく環境の中での
アームストロング砲を描く。
参考
司馬 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
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