小笠原マルベリー

ヒラアンペライ、茶色の痩果


 

概要

 

’24/5月下旬、

ヒラアンペライの痩果を見つけた。

(カヤツリグサ科・広域分布種)

ヒラアンペライ (hoshinolab.main.jp)

 

葉が平べったいヒラアンペライ

 

ヒラアンペライは

東平ではちょこちょこ生えている。

比較的、見慣れている植物である。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

しかし、痩果については、

今までほとんど意識することがなかった。

この痩果を見るのは、これが初めての気がする。

ほぼ記憶がない。

 

痩果は光沢のある茶色で、

ごく小ぶりな楕円球形で先がやや尖る。

 

本種の分布は

小笠原とモルッカ諸島とのこと。

この両地域を移動する鳥により、

痩果が運ばれてきたのだろうか。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

穂から茶色の痩果が見える

 

痩果と指のサイズ比較

 

穂の部分拡大

1つの小穂に1つの痩果がつく

 

痩果形状

楕円球状で、先がやや尖る

 

 

 

 

見るには

 

やや乾いた林内や林縁で点在して生えている。

 

あまりツアーで紹介することはないが、

興味のある方はリクエストしていただきたい。

独特の形が意外と興味を惹かれるようではある。

 

おもに森歩きで紹介する。

 

森歩き

 

 

 

 

参考

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP