小笠原マルベリー

ウチダシクロキの果実


 

 

 

概要

 

ウチダシクロキ(ハイノキ科・固有種)は

10-11月ごろ花期。

 

10-11月頃が花期のウチダシクロキ

 

本種の花を見たくても、

観光ルート沿いにはまったくない。

 

本種は個体数がかなり少ない。

果実をつける個体はさらに少ない。

 

’24/8月末時点、ある個体で、

花はまだまだだが、多数の果実をつけていた。

 

前年の花のあとの果実だが、

8月でもまだ熟してはいない。

 

この個体は毎年見ているが、

果実をつけている年はあまりない気がする。

 

この個体のまわりには他の個体もない。

自家受粉して果実をつけているのだろうか?

 

果実をつけるつけないというのは、

何がきっかけになるのであろうか?

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

多数の果実をつける個体

 

’24/8月末時点、まだ熟していない

黒熟するようだ

 

まわりに同種の個体がないので、自家受粉か。

 

ペン先の透明部は1.5㎝ほど

 

楕円球の果実 

長径2㎝ほど

 

 

自生個体付近からの展望

 

 

 

 

見るには

 

 

残念ながら、観光ルート沿いには本種がない。

そのため紹介できない。

園地などでの植栽もない。

 

近縁種のチチジマクロキは、

森のツアーでわずかだが紹介できる。

 

かなり個体数の少ないチチジマクロキ

 

 

森歩き

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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