小笠原に来なくてはいけない理由、その55「オガサワラゼミが12月頃まで鳴いている」
目次
はじめに
「小笠原に来なくてはいけない理由」、
小笠原ならでは、ナンバー1、オンリー1などを、
集めてみた。
項目だけ見ても、
自然系、歴史・文化系、生活系でそれぞれある。
その55「オガサワラゼミが12月頃まで鳴いている」
小笠原には、セミが1種類だけ生息。
ツクツクボウシの仲間。
和名はオガサワラゼミで、
固有種かつ天然記念物となっている。
鳴き声は
樹林が近くにある場所ならおおむねどこでも聞こえる。
セミの鳴き始めの時期は島によってやや違う。
父島では9月ごろからで終わりは12月ごろ。
(ごくまれに年を越しても鳴いている)
年内はかなり遅くまで鳴いている。
後述するが、
小笠原はさすがに沖縄には負けている。
とはいえ、
東日本では断トツに遅くまで鳴いている。
だから11-12月に島に来て、
鳴き声を確かめていただきたい。
ただし、11月以降は鳴き声も少なくなるので、
天気などによっては聞こえないときもある。
また、早めにはき声が聞こえなくなる年もある。
沖縄では
では沖縄ではどうであろうか?
ネットで調べた限りでは、
オオシマゼミが12月ごろまで鳴き、
イワサキクサゼミが1月ごろから鳴くよう。
セミの鳴かない時期はほんのわずかのよう。
風樹館 | 琉球大学博物館 | Ryukyu University Museum
オガサワラゼミについて
オガサワラゼミは固有種です。
オガサワラゼミとは – コトバンク (kotobank.jp)
天然記念物にも指定されています。
list_NM.pdf (vill.ogasawara.tokyo.jp)
その他資料
オガサワラゼミ Meimuna boninensis (Distant, 1905)
抜け殻
成虫
見るには
9月から12月ごろまでは鳴いているので、
見るチャンスはある。
ただし、鳴き声が盛んなのは
10月から11月前半ごろまで。
わりとデリケートなようで、
人が近づくとすぐ鳴くのをやめる。
そのため、わりと探しにくい。
声の聞こえる時期は各種ツアーで紹介している。
ただし、個体を見つけるのはかなり難しい。
見れたらラッキーなぐらいである。
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