小笠原マルベリー

ムニンタイトゴメ開花確認(’24/11月中旬)


 

概要

 

’24/11月中旬、

ムニンタイトゴメの開花確認。

*ベンケイソウ科・固有種

 

 

岩場でひっそりと咲くムニンタイトゴメ

 

 

場所は旭山南峰少し手前の岩場。

 

本種は夏期は地上部が枯れていて、

花期が近づくと、地上部がのびてくる。

 

開花は、

昨年も同じ時期、場所で確認している。

 

ムニンタイトゴメ開花確認(’23/11月中旬)

 

この場所にはいくつかの個体があるが、

開花は1個体のみ。

その個体は昨年と同じ位置なので、

昨年と同一個体と思う。

 

しかし花をよく見ると、

めしべの心皮の数が違っている。

 

昨年は5だったので、今年は4である。

基本は5なので、4は変異であるが、

そういうことはよくあるのかはわからない。

(要調査)

 

 

 

 

現地の様子

 

 

ムニンタイトゴメ自生地

旭山南峰少し手前の岩場

 

この個体だけが開花していた

 

 

草丈は5㎝もない

葉はかなり多肉質

 

 

花は黄色5弁、

おしべ10,めしべは5心皮

 

 

しかしこの個体の心皮は4であった

よくある変異かどうかは分からない

 

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

父島では

旭山南峰と初寝山が見やすい場所。

 

旭山歩道・・幕末に日章旗を立てた山(ふらふ山)

 

 

東平&初寝山(森歩き)

 

旭山南峰は11-12月ごろから、初寝山は翌1‐2月からと

花期が少しずれている。

 

旭山南峰は自由に歩けるルートだが、

初寝山はガイドツアーとなる。

 

どちらのコースも森歩きで訪れる。

必ずしも定番ではないので、

花を見たい方は、ぜひリクエストを。

 

森歩き

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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