クロツグの花は雌雄で花序が別
目次
概要
5月頃、
クロツグ(ヤシ科・外来種)の花が
芳香を漂わせる時期となっています。
本種は集落内や山中でも生えています。
山中のは戦前に植えられたような所です。
クロツグは低木性のヤシ科植物。
沖縄などでも道沿いなどで植えられています。
本種は雌雄同株ですが、花序で雌雄が別です。
芳香を漂わせるのは雄株のほう。
和名
クロツグは「桄榔(子)」と書くようだ。
黒は幹を覆う繊維(葉鞘)が黒いところから。
ツグはシュロの意味。
ここでのシュロは広くヤシ科という意味であろう。
花
雄花の花序
雄花は楕円のつぼみから、花が開きます。
花冠はオレンジ色花弁3で、
おしべ多数です。
雌花の花序
雌花は丸くて、
徐々にふくらみ黄や赤の果実になります。
こちらも花冠は花弁3です。
見るには
集落内の道沿いにところどころ生えています。
花期には芳香もかなり漂います。
山中でも
野生化した個体がところどころに見られます。
景観ツアーでご紹介したりしています。
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