道端で開花中のハチジョウクサイチゴ(’25/3月下旬)
目次
概要
’25/3月下旬、
ハチジョウクサイチゴ(バラ科・外来種)開花中。
昨年の開花記事はないが
’23年は2月下旬には開花していたようだ。
今年もすでに以前から花は見ているので、
それほど開花時期は違わない気がする。
本種は小低木だが、
道端や草地に雑草のように生えている。
この時期は白い花が目立つ。
道端は定期的に草刈されるが、
そのたびごとにまた生えてくる。
まさにたくましい。
現地の様子
道端で雑草化して生えている様子
花は白花5弁、おしべ多数、めしべ多数
おしべが外側で先端に葯がある
めしべは中央部にまとまって白い糸状
めしべの内部には
花床・かしょう(花托・かたく)がある
イチゴの赤くなる部分である
葉は3出複葉
シマミツバキイチゴといわれるゆえんである
枝には一定間隔でかたいとげがある
痛い
見るには?
林内の開けた場所でも見られるが、
よく見られるのは、道路沿いや空き地である。
あちこちの道端や草地で雑草化している。
都道・村道沿いでもよく見らる。
分布は
父島の北部から中央山ぐらいまでのエリア。
南部には生えていない。
ツアーでは
このエリアを歩いたときに紹介する。
要望:植栽する団体などへ
植栽する団体(行政や民間団体)へのお願い。。
ハチジョウクサイチゴとチチジマイチゴは
もともと分布が異なる。
ハチジョウクサイチゴは
父島北部から中央山にかけてのエリア。
チチジマイチゴは
長谷(北袋沢含む)から桑ノ木山にかけて。
近年、その分布と異なる場所に植栽していたり、
両者を同じ個所に植栽している事例が見らる。
慎重にしてほしいものである。