シロトベラ開花中(’25/4月中旬)
目次
概要
’24/4月中旬
シロトベラ(トベラ科・固有種)の開花を確認した。
本種は雌雄異株。
最初に開花を確認したのは
巽道路岩山付近の個体で雌株である。
花の中をよく見ると、
雌株はめしべが大きく膨んでいる。
シロトベラは
昨年も同じような時期に開花確認している。
それゆえ、
今年もさほど開花時期は変わらないかと思う。
シロトベラは個体数も多く、
これから各所で開花が見られる。
樹高もそれほど高くないので、
花もわりと見やすい位置にあることが多い。
そして花数も多い。
トベラ科の花は
さっぱりとした芳香が楽しめる。
花を見つけたら、
ぜひ香りも楽しんでいただきたい。
現地の様子
開花個体(雌株)
樹皮は和名の通りかなり白っぽい
1つの花序から複数の花をつける
花は普通下向きに垂れさがる
花は乳白色5弁、
おしべ5、めしべ1(柱頭3裂)
花弁の中をのぞくと
雌株の花はめしべの柱頭が膨らんでいる
葉にはつやがある
見るには?
シロトベラは
林内や夜明道路沿いにところどころある。
おもに森歩きツアーで紹介している。