シマクマタケラン開花確認(’25/6月初旬)
目次
概要
’25/6月初旬、
シマクマタケラン(ショウガ科・固有種)開花確認。
開花を確認したのは中央山ルート沿い。
昨年は5月下旬だったので、少し開花がおそいかも。
本種は、父島と母島に自生するが、
父島の自生地で観光ルート沿いは2か所ほどである。
それ以外には自生地は知ってはいるが、
観光の方に紹介できるのはその2か所だけ。
ということで、
中央山の自生地はとても貴重である。
ここはそれほど大きな群落ではないが、
例年花もつけるし、衰退傾向もないようには思う。
とはいえ、環境の変化などで変わることもあるので、
油断はできない。
現地の様子
自生地にある案内板
自生地
群生して生える
円錐花序
付け根の方から開花がはじまる
花被片は6
(萼片に相当の外花被3、花弁相当の内花被3)、
おしべ6,めしべ1
まず外花被3は花の基部に筒状になっている
内花被は白で3裂
大きい唇弁はおしべ2が唇弁の形になったもの
唇弁には赤い線が2本入っています
おしべは外3、内3で計6です
外の3のうち1は退化し、2は唇弁の脇に付属片となる
内の3のうち、2は唇弁に、
残る1つがおしべとして機能している
花を横から見たところ
おしべ1とめしべ1がよくわかる
小ぶりな赤い果実
(前年のもの)
内部の種子は2つであった
種子は1-5の範囲
種子が1つだった果実
見るには
父島では
中央山と千尋岩ルート沿いが見られる場所。
中央山は景観や森歩きで行くことが可能。
これを見るだけなら道路から50mほどですぐ。
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