小笠原マルベリー

ムニンボウランの開花確認(’25/7月中旬)


 

 

 

概要

 

’25/7月中旬、

ムニンボウラン(ラン科・固有種)の開花確認。

 

樹幹などに着生するムニンボウラン

 

この個体は

昨年は開花が見られなかった。

その前年(’23)は

6月中旬に開花を見ていた。

 

ムニンボウランの開花確認(’23/6月中旬)

 

今年(’25)は

開花を確認したタイミングが遅くなった。

あまりマメにチェックしていなかったので、

開花のタイミングはわからない。

 

おおむね開花は

6月中旬から7月初旬ごろではある。

 

僕が普段チェックしている個体は

観光ルート沿いにある。

(ただし指定ルートなので、入林パス必要)

 

他に知っている個体もわずかしかないので、

例年そこで開花も見ている。

過去の記事を見ると、

10年以上前から観察している。

 

昨年は開花が見られなかったので、

今年は開花してくれてホッとしている。

 

この種の寿命がどのぐらいかわからない。

道沿いで見られるところはほぼないので、

長く生きのびてほしいものだ。

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

樹木の幹に着生するムニンボウラン

 

1つだけ開花を確認

 

 

ごく小ぶりな花

 

花は淡緑色

花のつくりは、

ずい柱1、花被片6(唇弁1、側花弁2、背萼片1、側萼片2)

 

丸い黄色部分が蕊柱(ずいちゅう)

(蕊柱とはおしべとめしべが合わさって一体になったもの)

 

ずい柱より下側、

すぐ下の平たいものが唇弁1、

唇弁のさらに両側が側萼片2。

 

ずい柱の上側、

真ん中が背萼片1、両側が側花弁2。

 

 

 

 

 

見るには?

 

確実に見られるのは東平のルート沿い。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

ここは指定ルートのため、

観光の人はガイドツアーで。

 

森歩きでご紹介している。

 

森歩き

 

かなり地味な種なので、

花期以外はあまり紹介していない。

 

興味のある方はリクエストしていただきたい。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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