小笠原マルベリー

花期を迎えつつあるヒメツバキ(’20/5月中旬)


 

 

概要

 

ヒメツバキ(ツバキ科・固有種)、

例年5月ころから花期を迎え始めます。

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(3)ヒメツバキ

 

父島は個体数も多く、ふもとから山中まで分布も広いので、

咲き始めのタイミングもかなりばらつきます。

ふつうはやはりふもとの方が早めです。

 

昨年秋、ひどい台風が来たあと、

秋になぜかかなり花をつけていました。

本来の花期になって、

やはりちゃんと花をつけ始めています。

 

国内では同じ属は本種とイジュです。

沖縄でイジュを見たことがありますが、

よく似ています。

 

 

 

 

 

 

花は乳白色5弁。

ただし4弁は同じ形で、

1弁だけおわん型で小さめだったり変形していたりです。

(その1弁だけ、花の変色も早い気がします。)

 

おしべ多数、めしべ1です。

 

 

 

 

 

ただし、葉の縁の鋸歯に違いがありました。

ヒメツバキには、

ツバキ科らしくなく、鋸歯がありません。

 

 

 

ツアーでは?

 

ちなみに、

初夏の時期のツアーでは

ほとんどのツアーで見られる花です。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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