オガサワラグワ、雑種の見分け方
目次
概要
写真の樹木、
山中のオガサワラグワ(クワ科・固有種)のよう。
しかし、
この個体はシマグワとの交雑個体で、雑種。
父島では、
戦前に持ち込まれたシマグワ(クワ科・外来種)がある。
そのため、
オガサワラグワとシマグワの交雑個体も生えている。
現在は調査がかなり進んでいて、
純粋なオガサワラグワはほぼ特定できている。
純粋個体と雑種個体の外見の違いは
どのくらいあるのだろうか?
この個体も
幹だけだと違いは分からない。
でも、
誰にでも一目で分かる識別方法がある。
それは葉の形。
オガサワラグワの葉には
欠刻ができる可能性はほぼ0。
逆にいえば、それがあれば、雑種。
欠刻のある葉(シマグワ・雑種)
欠刻はかなり形にバリエーションがある
ごらんの通り、欠刻のある葉が出ている
欠刻の葉があれば、雑種と断定できる
これならとても簡単
オガサワグワの葉
オガサワラグワの葉には欠刻ができない
また
シマグワよりも肉厚でごわごわした触感
マルベリー
ところで
うちの屋号「マルベリー」、クワのこと。
オガサワラグワにちなんでいます。
オガサワラグワを見るには
植栽株であれば、
集落内やルート沿いに複数本ある。
またオガグワの森に行けば多数見られる。
野生株では
観光ルート沿いでは1本だけ見られる。
桑ノ木山歩道から見られる。
オガサワラグワに興味のある方は
リクエストしていただきたい。
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