タコノキの特徴(アダンとの比較)
目次
概要
小笠原でおなじみのタコノキ(タコノキ科・固有種)。
村の木にも指定されています。
雌雄異株で、大きな果実や支柱根が特徴的です。
日本には南西諸島によく似たアダンがあります。
アダンとタコノキは近縁種。
(タコノキの祖先がアダンであろうと思います)
アダンを見たことある人は、
アダンと思うかもしれません。
でも、小笠原のはタコノキです。
小笠原ではアダンは
ほとんど持ち込まれていないはずです。
ただし、島内には、
外国産のビヨウタコノキが持ち込まれています。
葉のふちが赤みを帯びてアカタコといわれて、
タコノキと区別しています。
ここからはタコノキとアダンの比較です。
比較
幹
タコノキ 幹のトゲ
タコノキのトゲはわりと優しく、アダンは鋭いです。
葉
同 葉のトゲ
タコノキのトゲはわりと優しく、アダンは鋭いです。
樹形
樹形、
タコノキはわりとまっすぐのび、
アダンはわりと曲がりくねっています。
タコノキは街路樹にも向いています。
果実
タコノキ果実、
タコノキの方が集合果が大きくて、ごつごつとしています。
1つの果実に含まれる種は3が普通です。(ばらつきあり)
アダン果実
分布域
分布域、
タコノキは海岸から山頂まで島全域に分布しています。
アダンは海岸に近いような場所のはずです。
タコノキとアダン、こういった違いがあります。
その他
タコノキは
オガサワラオオコウモリが果実の散布役です。
小笠原では、タコノキはそこいら中にあって、
どこでも見られる固有種です。
ツアー中もあちこちで生えています。
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