小笠原マルベリー

白花のネコノヒゲ花


 

白花のネコノヒゲ花

 

概要

 

人家の鉢植えで

ネコノヒゲ(シソ科・外来種)の花が咲いていました。

 

僕は今回初めて気づきましたが、集落内の他の場所でもあるようです。

 

しかし、なんとも言えない変な和名です。

 

由来としては

長いおしべ・めしべをネコのヒゲに見立てたようですね。

そう言われると、なるほどと思うかもしれません。

 

 

花と葉

 

今回見たのは白花ですが、淡紫色もあるようです。

花は総状花序に多くつけます。

 

花冠は2唇形で、上唇は3-4裂です。

おしべ・めしべとも長く、おしべ4と、めしべ1です。

 

 

茎はシソ科ならではの四角です。

葉はギザギザの多い歯状です。

 

 

 

 

イヌとネコ

 

植物の和名に、動物名がつくものはよくあります。

その中でも、イヌは多いのではないかと思います。

 

小笠原の自生種でいえば、

ムニンイヌグス、ムニンイヌノハナヒゲ、トキワイヌビワ、

オオトキワイヌビワ、ムニンイヌツゲなど。

 

ネコはといえば、自生種では思いつきませんね。

ハマグルマがネコノシタとも言われますが、小笠原では外来種です。

ネコはそれほど多くはないのかしら?

 

 

 

 

見るには?

 

本種は人家の鉢植えなので、特に紹介はしていません。

人家なので、場所を特定する情報は流しません。

まちなかを散歩すると見つかるかもしれません。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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