雌雄異株のヤエヤマコクタン(リュウキュウコクタン)
目次
概要
雌雄異株ヤエヤマコクタン(カキノキ科・外来種)。
リュウキュウコクタンともいう。
集落内植栽と集落周辺の山地に野生化している。
ヤエヤマコクタン、つまり八重山黒檀です。
でも、分布は八重山だけではないです。
和名の通り、樹皮は黒いです。
この場所は大神山神社社殿前です。
3本並んでいますが、写真の一番手前が雌株で、残りは雄株です。
和名
ヤエヤマコクタンは「八重山黒檀」と書く。
八重山に自生するコクタンという意味。
しかし、
分布は八重山だけではない。
別名のリュウキュウコクタンは「琉球黒檀」。
檀(タン)とつくのは
銘木や香木の樹木につくようだ。
花
5月末、花期を迎える。
雌雄異株で、
花をよく見れば、雌雄が分かる。
ただし、花冠が小ぶりなので、
近くでのぞき込まないと分からない。
雄花(雄株の花)、雌花(雌株の花)とも、
花冠はほぼ同じで、乳白色3裂(4裂もあり)。
雄花(雄株の花)、
花冠は乳白色3裂(4裂もあり)、
雄花はおしべだけが9ぐらい
雌花(雌株の花)、
花冠は乳白色3裂(4裂もあり)
雌花には、
めしべだけが1(柱頭3裂)
果実
雌株は果実がつき、のちに赤熟する
見るには?
集落エリアにはそれなりにある。
わかりやすいのは、前述の大神山神社境内。
また清瀬周辺は、
野生化した個体もかなりある。
電信山歩道の釣浜から宮之浜にかけては、
道沿いでも複数本ある。
あまりツアーで紹介することはないが、
各種ツアーで紹介できる。
前の記事へ
次の記事へ