オガサワラシコウランの花
目次
概要
6-7月頃、
オガサワラシコウラン(ラン科・固有種)は花を咲かせます。
普通、
岩上や樹幹に着生して生えています。
葉が肉厚で細長く、特徴的です。
小笠原での分布は
父島列島、母島などです。
父島で観光利用するルート沿いでは
崖の上の遠くに見られる程度です。
そばで見られるところはありません。
和名
オガサワラシコウラン、
「小笠原指甲蘭」と書きます。
指甲とは爪のことで、
爪の色に似た花をつけるとこらからのようです。
小笠原に産するので、「小笠原指甲蘭」です。
花
今回見た株は、
1つの花茎から3つの花をつけていました。
通常のラン科の花のように、花弁3、萼片3ですが、
花のつくりはわかりにくいですね。
手前にねじれるように伸びている黄色いものが側萼片2。
後方に立ち上がるまだらな暗赤色が背萼片1。
中央部の黄色くのびているのが唇弁1。
まだらな暗赤色で横に短くのびているのが側花弁2。
蕊柱1は唇弁と背萼片の間からのびています。
この花は唇弁よりも、
黄色の側萼片2と、暗赤色の背萼片1が目立っています。
葉
根茎が横走し、葉は長さ15-20cm程度
ツアーでは?
父島でよく使うようなルートでは
崖の上の遠くに見られる程度です。
通常、樹上や岩場に着生しています。
ということで、
ツアーでは近くで見られる場所はありません。
母島ではルート沿いで見られるところがありました。
(詳細は母島で聞いてください)
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