小笠原マルベリー

ホウガンノキ花(’20/7月中旬)


 

 

 

’20/7月中旬頃から、

ホウガンノキ(サガリバナ科・外来種)が開花。

 

大柄な目立つ花をつける。

オレンジ色の花は6弁。

おしべ多数で、中心部にめしべ1。

 

 

写真のように、

落花も、咲いているときの形のまま地面にあるときがある。

 

おしべが特徴的。

横から見ると、U字になっている。

外側の赤い部分と内側の黄色部分とがあり、

きちんと花粉があるのは内の黄色い方。

赤い部分は、

色で昆虫を誘因するんだそうだ。

 

 

 

 

 

果実

 

 

果期には直径15cmくらいの丸い果実も特徴的。

和名のホウガンとは砲丸のこと。

砲丸のような果実から、「砲丸の木」ホウガンノキ。

英語でも、

キャノンボール・ツリーというようだ。

 

 

 

 

 

サガリバナ科

 

 

小笠原では外来種で、

生えているのはこの植栽のもの1本しか知らない。

その植栽木はかなり高木に育っている。

 

小笠原ではサガリバナ科自生植物はない。

外来種だが、

植栽のものは、本種とゴバンノアシがある。

野生化はしていない。

 

おしべが目立つゴバンノアシの花

 

 

 

 

見るには?

 

小笠原亜熱帯農業センター展示園で見られる。

 

小笠原亜熱帯農業センター|東京都小笠原支庁 (tokyo.lg.jp)

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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