沢で見られる、ヤマトヌマエビとオガサワラカワニナ
沢で見られる、
ヤマトヌマエビとオガサワラカワニナ
父島は小さな沢がいくつもあります。
沢の支流は渇水期には枯れてしまうこと多いですが、
本流はほとんど水が切れることなくなんとか流れています。
そういう沢で、見られる生物がいくつかあります。
沢の中にいる生き物はエビ、ハゼ、ウナギ、カニの仲間などです。
そのうち、わりとよく見られるのがエビの仲間で、
ヤマトヌマエビとトゲナシヌマエビがよく見られます。
個体数はとても多いです。
捕食者がほとんどいないように思います。
どちらも広域分布種で、固有種ではありません。
写真はヤマトヌマエビで、沢のやや広い部分によく見られます。
水温の高い夏場は動きも活発ですが、
水温の低い冬場は水底でじっとしていることが多いです。
濡れたい岩場やごく浅い場所で見られるのが、このオガサワラカワニナです。
固有種だそうです。
サイズは貝の長させいぜい2cmぐらいまでです。
父島の沢では
それほど個体数は多くないように感じています。
兄島の沢ではうじゃうじゃと言っていいぐらいの数がいます。
個体数の差は何かはよく分かりません。
ちなみに水面では
天然記念物のオガサワラアメンボが普通に見られます。
うちのツアーでは
沢の生き物は千尋岩コースや森歩きで紹介できます。
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