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「出発は遂に訪れず」(島尾敏雄)


 

「出発は遂に訪れず」(島尾敏雄)

 

1973年発行、「出発は遂に訪れず」(島尾敏雄)。

https://www.shinchosha.co.jp/book/116401/

 

「島の果て」「単独旅行者」「夢の中での日常」「兆」「帰巣者の憂鬱」

「廃址」「帰魂譚」「マヤと一緒に」「出発は遂に訪れず」など、全9編。

 

個人的には

島尾さんの作品で読みたいものは体験を踏まえた戦記物です。

 

この本では

「島の果て」「出発は遂に訪れず」の2作品です。

 

加計呂麻島の震洋隊長として配属された島尾氏。

結局、出撃はありませんでした。

 

戦記物には

当時の複雑な心情がよく表わされています。

 

「島の果て」は

のちに奥様となった方との戦時中の交流(逢い引き?)が描かれています。

「出発は遂に訪れず」は終戦間際の心情がよく描かれています。

 

戦記物以外の作品は

僕の感性ではあまりうまく受け止められません。

 

正直言うと、

そういうジャンルはあまりおもしろく感じませんでした。

 

今まで僕が読んだ島尾本。

「魚雷艇学生」(島尾敏雄)

https://ogasawara-mulberry.seesaa.net/article/461738635.html

https://ogasawara-mulberry.seesaa.net/article/461290364.html

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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