小笠原マルベリー

キバナサフランモドキ、果実と種


 

キバナサフランモドキ、果実と種

 

概要

 

キバナサフランモドキ(ヒガンバナ科・外来種)の花については

少し前に紹介しました。

 

花期になると、集落の庭やその周辺の草地でたくさん咲いて目立ちます。

ゼフィランサス・シトリナともいいます。

 

黄花がよく目立つキバナサフランモドキ

 

今回は果実と種についてです。

1つの花から10数個の種がつき、のち地面に散らばっていきます。

 

ほとんどは近くに落ちると思いますが、

一部は、何かの要因で、他の場所にも運ばれていくことでしょう。

ここからまた発芽して、周辺に広がっていくんでしょうね。

 

こうやって多くの種をつける園芸種は、

庭先から逸出しないようにするにも限界がありますね。

 

野生化するのは必然でしょうか?

そうだとすると、山地の方に広がらないように注意することが大事となりますね。

 

 

 

 

 

果実・種

 

花を見て下さい。めしべの柱頭が3裂しています。

 

 

花のあと、しばらくして果実ができますが、

果実はまさに柱頭の形がそのまま大きくなったようです。

果実は3室に分かれて、その中に数個の種子が入っています。

 

種子は黒。

スイカの種くらいのサイズで、スイカの種をもう少し薄くした感じです。

数は10数個ぐらいです。

 

1つの花から10数個の種が散らばっていきます。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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