渡辺崋山「商人八訓」(2009年投稿・再編集版)
目次
渡辺崋山「商人八訓」(2009年投稿・再編集版)
渡辺崋山が商人のあり方について書いたのが「商人八訓」です。
内容
一 先ず朝は、召使いより早く起きよ ニ 十両の客より百文の客を大切にせよ
三 買い手が気に入らず、返しに来たならば、 売る時より丁寧にせよ 四 繁盛するに従って、益々倹約せよ 五 小遣いは一文より記せ 六 開店のときを忘れるな 七 同商売が近所にできたら 懇意を厚くして互いに勤めよ
八 出店を開いたら、三ヵ年は食料を送れ
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解釈
2009年時点でとあるサイトに出ていた解釈です。
(現在はありません)
「意味は、率先垂範、
購入金額の多寡でお客様を区別するな、
返品のときこそ大切に扱い次の来店を期せ、
繁盛し始めたからといって謙虚さを忘れるな、
小遣いの始末をしっかりやれ、
初心忘れるべからず、
同業者とはよきライバル関係に、
従業員が独立したら3年は面倒を見よ。」
ということです。
自分の事業では
すべて同意します。
しかし実践となると、疑問符が残るものがいくつかあります。
一 先ず朝は、召使いより早く起きよ
◎できてる
ニ 十両の客より百文の客を大切にせよ
△ ややニュアンスは違いますが、
ツアー催行は2名様からで、1名様はお断りすることもあります。
三 買い手が気に入らず、返しに来たならば、売る時より丁寧にせよ
△ いわゆるクレーム対応ですが、
気が弱いのでアンケート結果はあまり見ません。
四 繁盛するに従って、益々倹約せよ
〇 あまり繁盛していないので、つねに倹約です。
五 小遣いは一文より記せ
〇 事業はちゃんとしてます。自分の小遣いはなにもしていません。
六 開店のときを忘れるな
△ これ大事ですね。
七 同商売が近所にできたら懇意を厚くして互いに勤めよ
△ ライバルでもあるので、その気持ちの方が強く出てしまいます。
八 出店を開いたら、三ヵ年は食料を送れ
? スタッフを使わないので、経験なしです。
印を付けて考えると、あまり実践できていません。
お恥ずかしい限りです。
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