小笠原マルベリー

花壇で咲いているシマカコウソウの花


   

 

 

概要

 

多年草のシマカコソウ(シソ科・固有種)。

個体数が少なく、

種の保存法に指定されている多年草です。

 

草丈はせいぜい20cmほどです。

走出枝(ランナー)を出して、

子株もそばで生育し、群生したようになります。

 

分布は父島、兄島、母島などです。

 

僕が自生地で見たことがあるのは、

兄島のウグイス浜だけです。

父島での現在の自生地は

行ったことがありません。

 

兄島・ウグイス浜でボランティア作業(’21/1/11)

 

ウグイス浜のシマカコソウ: 

1/25、兄島ウグイス浜ボランティア作業: 

 

かつては

躑躅山山頂付近にありそこで見ていました。

現在その場所からはなくなってしまいました。

(ヤギの食害です)

 

 

 

 

 

 

和名

 

シマカコソウは「島夏枯草」と書きます。

 

小笠原(島)に生え、

夏に一時枯れるようになることからの和名です。

 

 

 

 

 

 

花期は11-1月頃

 

花は白の唇形花

 

花冠は5裂、

上唇は短めで2裂、下唇は長めで3裂

 

下唇3裂のうち中央裂片が大きいです

おしべ4、めしべ1

 

 

 

 

 

葉は対生で、

葉の先端は円みをおびて、縁には波形の鋸歯がある

 

 

 

 

 

 

ツアーでは

 

自生地を

ツアーでご紹介できるところはありません。

 

ただし、植栽場所はまちなかなので、

そこで見ることはできます。

花が見られるのは冬期で、

北袋沢合瀬橋付近やお祭り広場奈などです。

 

島内観光で紹介することはできます。

 

自然景観(島内観光)ツアー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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