小笠原マルベリー

ネズミに茎がかじられたシマツレサギ


 

ネズミに茎がかじられたシマツレサギ

 

概要

 

シマツレサギ(シマツレサギソウ・ラン科・固有種)は

「種の保存法」指定の植物の1つです。

 

本種は夏場は地上部は枯れていて、

涼しくなると地上部に茎や葉をのばします。

 

そして2-3月頃花期を迎えます。

 

花期が近づくと、気にとめてみています。

 

先日見たところ、複数の茎が切られていました。

クマネズミによるものと思われます。

 

 

実際の様子

 

まとまって生えている場所で見つけた切られた茎

 

切り口を見ると、鋭角に切られています。

 

こういう風に切られてしまうと、

残念ですが、もうその株は今年は花をつけません。

 

花期が近づくと花序もかじられているときがあります。

 

 

今後について

 

種の保存法指定種です。

 

ネズミの食害の実態を把握が必要です。

 

結果次第では、

群生してるエリアないしは個体ごとなどで、

金網・ネットをかけて囲う必要があるかもしれません。

 

宜しくお願いします。

 

 

シマツレサギを見るには?

 

確実に見られるのは東平のあたり。

ここは観光の方が個人では入れません。ガイド同行が必要です。

森のツアーでご紹介します。

東平&初寝山(森歩き)

 

 

森歩き

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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