小笠原マルベリー

陸軍衝立山対空監視哨・電波警戒機乙


 

陸軍衝立山対空監視哨・電波警戒機乙

 

概要

 

1944年、

小笠原では、陸軍の電波警戒隊が編成されています。

電波警戒機はいまでいえばレーダーのことです。

 

衝立山に、陸軍対空監視哨、電波警戒機乙(野戦用あるいは移動用)が残っています。

そこは、かなり破壊されていて、

回転装置本体、主電柱、ハンドルが残る程度です。

アンテナに相当する部分はありません。

 

電波警戒機は車載タイプで、自動車のエンジンも見えます。

ニッサンです。

 

隣には、発電車(発電機を乗せた車)の残骸も残っています。

また近くには通信所の建物も残っています。

さらに少し下ったところに、居住壕も残っています。

 

電波警戒機乙については下記サイトを参照してください。

超短波警戒機乙(野戦用・移動用・船舶用) (big.or.jp)

陸軍レーダー傍目草 (odn.ne.jp)

 

 

動画

 

 

 

 

実際の様子

 

電波警戒機乙  回転装置本体が残る

 

同 別アングル

 

日産のエンジン

 

隣にある発電車の残骸 

 

 

コンクリート造りの通信所。 壁50㎝、天井1m厚。

 

同   中はがらんどう。

 

居住壕入口

 

 

 

海軍の電波探信儀

 

海軍の電探は2ヶ所で残っています。

 

父島に残る2つの海軍電波探信儀

 

 

見るには?ツアーでは?

 

この場所は衝立山にあるので、千尋岩コースで立ち寄ります。

かなり遠いので、戦跡ツアーでは行きません。

 

千尋岩(ハートロック)コース

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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