小笠原マルベリー

ハナイバナはハナ・イバナではなく、ハナイ・バナ(葉内花)


 

 

概要

 

’21/3月下旬、

草丈も花もごく小ぶりなハナイバナ(ムラサキ科・外来種)が

咲いています。

 

草丈5cm程度、花は径5mm以下程度で、

ごくこぶりです。

気づかない人も多いでしょうし、

老眼の人ははなから見えてないでしょうね。

 

 

本種は外来種ですが、

小笠原でムラサキ科自生種はモンパノキのみです。

 

 

 

和名

 

ハナイバナは「葉内花」と書きます。

 

葉と葉の間(葉内)から花が出るという意味のようです。

 

 

 

 

 

花と葉

 

花と葉

 

ごく小さな花です。

直径5mm程度のもので隠せるほどです。

 

花はごく薄い紫5裂、

内側に鱗片上の白い副花冠5(10あるように見える)。

おしべ5、めしべ1です。

 

葉もかなり小さく互生です。

 

葉の表面には毛が生えています。

 

 

 

 

 

見るには?

 

海辺や草地などで生えているのを目にします。

 

ツアーで紹介することはほとんどありません。

草地や海辺で、そばにあったりすると、

紹介することがある程度です。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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