夜明・湾岸道路一周での自生植物(42)ハマゴウ
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夜明・湾岸道路一周での自生植物(42)ハマゴウ
夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は90種類ほどあります。
奥村・旭橋から時計回りで、主には見られた順に紹介していきます。
(42)ハマゴウ(シソ科・広域分布種)
海岸で定番の植物の1つハマゴウ。
一番海辺に近いエリアで、グンバイヒルガオなどとともに生えています。
地上を這うように生えていますが、
先端部は50-100cmぐらいに立ち上がるところもあります。
常緑つる性木本ですが、冬場は落葉しているところもあります。
花期は夏場の5月から10月頃までです。
分布は小笠原群島各島の海岸部です。
一部、山地の開けた場所でも分布があります。
父島でも同様で、
海岸部がおもで、一部で山地の道沿いなどでにも生えています。
このルート沿いでは、夜明道路沿いで数カ所です。
湾岸通りは海岸部よりやや高台を通るためかほとんどありません。
島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
和名
ハマゴウは、「浜栲」と書くようですが、
浜を這う「浜這」、浜で香る「浜香」なども、
和名の由来としてはあります。
生える場所と生え方
ふつうは、浜辺の海に一番近い場所に生えています。
グンバイヒルガオと混生しているときもあります。
山地の道沿い 標高140m程度
海には近いといえば近いですが・・
山地の道沿いの崖地
つる性で地を這うようにのび、先端部は少し立ち上がります
高さは50cm以下がほとんどです
葉
葉は対生、縁は全縁、形は広楕円形
葉の表面には軟毛があります
花
花期には円錐花序がのびます
花冠は独特の形をしています。
紫色5裂(上唇2裂・下唇3裂)、
下唇は一番下(中央)の裂片が他の裂片よりかなり大きめの唇形です。
おしべ4、めしべ1(柱頭2裂)は長くのびていて、
めしべの方がさらに長くなっています。
(この写真は手前が上唇で、奥側が下唇です)
見るには?
ほとんどの海岸で生えているので、ご自分で簡単に見つけられます。
ツアーでも森歩きや景観ツアーで
海岸部や展望地で紹介しています。
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